ホンダが造った新駅「みなみ寄居」は何が特別か 自動車工場と直結、沿線活性化に期待の声も

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東武は新駅開業を記念して特製のヘッドマークを付けた8000型車両1編成を11月末まで、東上本線の小川町―寄居間、越生線の坂戸―越生間で運行。また同期間中、開業記念乗車券に押すスタンプ台をみなみ寄居駅に設置する。記念乗車券は340円(寄居―男衾間の往復)で2000部販売。ホンダの工場従業員など関係者のみならず、沿線外からも東上線に乗って新駅を訪れてもらう考えだ。

工場とは連絡通路で直結

みなみ寄居駅は1面1線の単式ホーム。改札の外の3階にホンダ寄居工場への連絡通路が設けられている。工場に向かわずに駅前に下りる出口はあるが、すぐ近くに民家はなく、細い道路を通って国道へ出るだけでも700~800mほどの距離がある。

東武は「駐輪場も寄居町が用意しているので自転車で来てもらって電車で買い物に出かけられる」(髙野寿久鉄道事業本部副本部長)と周辺住民へのメリットも強調する。駅舎の外観については「ホンダの施設と周辺の自然に調和するようにこだわった」という。

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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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