世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか 菅原琢著
普通の人にとって政治は遠目で眺めるものであり、選挙においても大多数の有権者は政党や候補者とは何の接点もない。しかし選挙の趨勢を決めるのはこうした人々だ。
一方、政治家の周辺に集まる支持者やネット上のご意見番からは、こうした普通の人々の姿は見えない。代わって伝えられるのが世論や選挙結果という数値だが、最近この世論と政治家や報道関係者が現場で感じる「世論」がかけ離れてきていると著者は指摘する。
新進気鋭の政治学者が印象論を排し、世論調査や選挙結果のデータから普通で多様な人々と政治に関係する専門家との間の乖離を検証。小泉後の自民党の迷走ぶりと2009年総選挙での大敗の原因を明らかにする。
光文社新書 861円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事