IMF(国際通貨基金) 使命と誤算 大田英明著
世界銀行とともに国際金融体制を支えてきたIMF。そのプログラム作成の習性から、“It’s mostly fiscal”(つねに財政再建)の略称と揶揄されたりするが、いまも途上国支援に重要な役割を担っていることに変わりはない。
リーマンショックを契機とする世界的な経済危機は、先進国の金融機関を出発点に、途上国・新興国では急激な資本流出のみならず、輸出相手の先進国の需要収縮によって、実体経済においても深刻な打撃を及ぼすことになった。こうした危機にIMFの金融面の支援が期待されたが、現実には十分ではない。
「自由・無差別・多角主義」を謳いながらも、米国主導にあるIMFをどのように改革すべきかも論じる。
中公新書 798円
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