100年予測 ジョージ・フリードマン著/櫻井祐子訳

100年予測 ジョージ・フリードマン著/櫻井祐子訳

「アメリカの時代」は21世紀に花開く--。地政学の手法を駆使して、21世紀100年を見通した世界の覇権勢力図が描かれる。

「アメリカとイスラムとの戦争は近く終局を迎える」「ロシアはアメリカと第2の冷戦を引き起こす」「アメリカへの次の挑戦者は中国ではない。中国は本質的に不安定」「今後、傑出する国は日本、トルコ、ポーランド」「新たな世界大戦が引き起こされる。その勝敗を左右するのはエネルギー技術、宇宙開発」、そして「今世紀の終わりには、メキシコが台頭し、アメリカと覇権を争う」。

著者自身、「未来について唯一確信をもって言えるのは、常識が通用しなくなるということだけ」と言う。アメリカの情報機関ストラトフォーのCEOを務める政治アナリストによる予測だけに、バイアスには注意が必要だが、その描く20年ごとの覇権勢力図は示唆に富む。悲観論の横行する日本の未来についての「強気の見方」が何より斬新だ。

早川書房 1890円

  

関連記事
トピックボードAD
  • 北朝鮮ニュース
  • 360°カメラで巡る東京23区の名建築
  • 就職四季報プラスワン
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
シャープ製パネルで相次ぐ<br>火災事故の深層

19件中10件がシャープ製。消費者庁のデータに登録されている、太陽電池パネルに関連した火災事故の数だ。「原因が特定できない」とし、製品リコールに否定的なシャープ。対策が急務。