米株は小反発、FRB金利据え置きで波乱なく通過

FF金利の誘導目標は1.50-1.75%で変わらず

米国株式市場は小反発して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)は11日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決定した。ニューヨーク証券取引所で3日撮影(2019年 ロイター/LUCAS JACKSON)

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国株式市場は小反発して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)は11日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決定。緩やかな経済成長や低失業率は来年の米大統領選まで続くとの見方を示し、金利が現行水準にとどまる可能性が高いことを示唆した。

FRBは市場の予想通り、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を1.50─1.75%に据え置くことを決定した。

D.A.デビッドソンのウェルスマネジメントリサーチ責任者、ジェームズ・レーガン氏は「これまで株価を押し上げてきた3度の利下げの効果を損なう材料は特になかった。金利環境はかなり良好であり、成長支援につながることが期待される」と語った。そのうえで「焦点は再び通商協議に戻る」との見方を示した。

FRB当局者は、今後の金利変更の必要性を判断するうえで「世界の動向」を引き続き見守るとしたほか、「弱いインフレ圧力」を注視する姿勢も示した。

米労働省がこの日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%上昇し、市場予想の0.2%上昇を上回った。

S&P500の主要セクターは大半がプラス圏で引け、素材<.SPLRCM>や情報技術<.SPLRCT>が上げを主導した。

個別銘柄ではホームセンター大手のホーム・デポ<HD.N>が1.8%安。2020年度の売上高見通しが市場予想を下回った。

アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ<AEO.N>は6.5%急落。年末商戦にかかる第4・四半期の利益と既存店売上高の見通しが市場予想を下回った。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.88対1の比率で上回った。ナスダックでも1.32対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は約63億株。直近20営業日の平均は67億株。

 

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 27911.30 +29.58 +0.11 27867.31 27925.50 27801.80 <.DJI>

前営業日終値 27881.72

ナスダック総合 8654.05 +37.87 +0.44 8631.12 8658.48 8622.36 <.IXIC>

前営業日終値 8616.18

S&P総合500種 3141.63 +9.11 +0.29 3135.75 3143.98 3133.21 <.SPX>

前営業日終値 3132.52

ダウ輸送株20種 10678.89 +49.02 +0.46 <.DJT>

ダウ公共株15種 855.01 +2.43 +0.29 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1759.20 +38.30 +2.23 <.SOX>

VIX指数15.03 -0.65 -4.15 <.VIX>

S&P一般消費財 954.67 +2.81 +0.29 <.SPLRCD>

S&P素材 375.27 +2.65 +0.71 <.SPLRCM>

S&P工業 682.25 +4.58 +0.68 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 639.60 +0.97 +0.15 <.SPLRCS>

S&P金融 500.03 -1.03 -0.21 <.SPSY>

S&P不動産 234.70 -1.79 -0.76 <.SPLRCR>

S&Pエネルギー 436.81 -0.68 -0.16 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1154.80 +1.91 +0.17 <.SPXHC>

S&P通信サービス 178.86 +0.54 +0.30 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1540.24 +10.81 +0.71 <.SPLRCT>

S&P公益事業 318.48 +1.05 +0.33 <.SPLRCU>

NYSE出来高 7.89億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23445 + 75 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 23445 + 75 大阪比 <0#NIY:>

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