ボジョレー解禁「ワインの帝王」実は鉄道マニア 火付け役デュブッフ氏、畑の横に鉄道博物館
私が驚いたのは言うまでもない。ここで初めてその事実を知ったのだ。
ア:「その影響を受けて、私自身も鉄道が好きです。そしてジョルジュ・デュブッフのワイナリーは、パリ・リヨン・地中海鉄道が走る線路のすぐ横に作られています」
――なんというご縁でしょう!今度遊びに行ってもいいですか?
ア:「もちろんです!」
実はアドリアン氏、今回のロマンスカーについても、乗車前から「どんな車両が来るのか? 古い車両なのか、新しい車両なのか?」と気にかけていたそうだ。
個人的には、ちょうどその1カ月前に廃止になったばかりの、特急ロマンスカーLSEにぜひ乗っていただきたかった。
なぜ鉄道ファンになったのか
その後、ジョルジュ・デュブッフ氏、アドリアン・デュブッフ・ラコンブ氏にすっかり親近感を持った私は、サントリーを通してフランスのお二方に、鉄道に関する質問をいくつかさせていただいた。
――鉄道好きになったきっかけを教えてください。
ジョルジュ氏(以下、ジョ):「子どもの頃から鉄道の駅の隣に住んでいたので。ボジョレーのワインはかつて鉄道でパリに運ばれていたので、つねにワインと鉄道は関わりがあります」
ア:「景色を見ながら旅ができるから。飛行機は怖いんです。フランスから日本へ行ける列車ができればいいのに!」
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