アップルの新しいヘッドフォンが革命的なワケ

AirPods Pro「ノイズキャンセリング」の実力

アップルは10月30日、ワイヤレスヘッドフォン「AirPods」の新モデルを発売した(筆者撮影)

アップルは10月30日、ワイヤレスヘッドフォンの新作となる「AirPods Pro」(税抜き2万7800円)を発売した。実機を早速試し、レビューをお届けする。

AirPodsを使っている人は絶対に買い換えるべき音質と機能性を実現し、ワイヤレスヘッドフォンやノイズキャンセリングヘッドフォンが初めてという人を虜にするほど、競争力が極めて高い製品だ。

本体が重くなっているが、柔らかくて痛くならないシリコンイヤーチップの高いフィット感のおかげで、むしろ軽く感じる。そしてノイズキャンセリング機能の外部音取り入れは過剰なほどの高音質で、つけていることを忘れ、音楽が聞こえていることを不思議に感じるほどだ。

夢のようなつけ心地は革命的なデザインから

AirPods Proは、アップルが2016年に発売した大ヒットワイヤレスオーディオ「AirPods」の後継モデルとなる。これまで同様、白くマイク部分が突き出した形状は維持されているが、ドライバー部分が少し大きくなり、耳垂れの部分が短くなった。

今回新たにノイズキャンセリングに対応したが、ノイズキャンセリング機能使用時で4.5時間、不使用時で5時間と、コンパクトさを維持しながらもこれまでの製品と同等の連続再生時間を維持した。またワイヤレス充電に対応する充電ケースも付属し、こちらと合わせて24時間以上の連続再生時間を実現する。

3サイズのシリコン製イヤーチップが付属する(筆者撮影)

AirPodsは、ケーブル付きの標準ヘッドフォンEarPodsと同じ形状だったが、AirPods Proではデザインが新しくなった。新たにシリコン製のイヤーチップを用意し、標準のミディアムに加え、スモールとラージを用意し、快適なつけ心地に調節することができるようにした。

カナル型ヘッドフォンの多くは、シリコンチップを軸に取り付ける。そのため硬さが必要となり、耳に当たる部分が痛くなることがある。しかしAirPods Proはシリコンチップの根本の部分で本体と「パチっ」と固定するため、着脱も簡単でより柔らかく作ることができる。この構造は、いままでのシリコンチップを用いる製品にはない革新的な構造なのだ。

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