「中国問題」の核心 清水美和著
建国60周年を迎え、天安門事件からも20年が過ぎた中国。驚異的な経済成長率を遂げ、近く日本を抜いて米国に次ぐ世界第2位の経済大国に躍り出ようとしている。
日本はもはや経済的には中国に依存せざるをえないが、政治的、外交的、さらには感情的に付き合いにくい相手であるのも事実だ。だからといって遠ざけてばかりもいられない。もっとよく、この国を理解しようと新聞論説委員の著者は主張する。
共産党支配の下、軍備を増強してナショナリズムを強め、国家の求心力を高めることに躍起な中国。毒ギョーザ事件から、尖閣諸島問題、チベットやウイグルの民族問題まで、いまこの国に起きている現実を解き明かす。
ちくま新書 756円
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