目覚める日本 関岡英之著

目覚める日本 関岡英之著

郵政民営化など歴代政権による一連の改革がアメリカの対日要求と軌を一にしていることは、著者によってかねて指摘されてきたところである。このことはアメリカの対日「年次改革要望書」と照合すれば否定のしようがない。

以上の点を中心に前著『拒否できない日本』『奪われる日本』で、著者は日本の国益を危うくするような日本のリーダーたちに一貫して警鐘を鳴らし続けてきた。本書では、こうした事実を黙殺し「改革・開放原理主義」ともいうべき報道、主張を繰り返してきたマスメディアに対しても厳しい批判が展開されている。

前2冊よりも中国批判(長野の聖火リレーへの中国の介入など)にかなりページが割かれていることと、平沼赳夫衆院議員へのインタビューを含めて期待感を表出している点が目につく。日米関係をめぐる問題提起が、関係者やメディアで議論されるような日本であってほしいと思わざるをえない。(純)

PHP研究所 1000円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
世界の投資マネーが殺到<br>沸騰! 医療テックベンチャー

2020年に世界の医療関連ベンチャーの調達額は465億ドルと過去最高を記録。10年間で5倍に膨張し、米グーグルやアマゾン、アップル、さらには中国の巨大IT企業もこぞって進出中です。国内の有望スタートアップ21社も掲載した必読の最新ガイド。

東洋経済education×ICT