新幹線の車掌さん、「英語放送」ただいま特訓中 「あなたの英語は勇気が出る」と、乗客も激励
肉声による英語放送が始まってまだ1年。今は過渡期だ。だが、最初は短い英文しか話さなかったが、次第に複数の情報をつなげて長い英文を話す乗務員が増えてきたという。また、英語力にかかわらず翻訳アプリを操作するよりも肉声で話すほうがタイムリーに情報を伝えられると考える乗務員も増えてきたという。
乗務員が英語に慣れ、英語力が向上すれば、将来の非常時に自動放送ではなく、肉声で臨機応変に英語アナウンスを行うようになるだろう。外国人の乗客にとってはそのほうが安心に違いない。
アナウンスだけでなく車内での接客についても「日本人も外国人も同じお客様。情報を区別してはいけない」と大橋さんは話す。英語が通じないから説明を省くようなことはないように心がけているという。
安井さんは、「英語が不慣れな分、気持ちで伝えたい」。どんな質問でも全力で聞くので遠慮なしに質問してほしいという姿勢で臨めば、その気持ちは相手にも伝わるのだという。
将来は航空会社のCA(客室乗務員)のように、全乗務員が英語をぺらぺらと話すのが当たり前という時代になっているかもしれない。
車掌の英語、どんな例が?
Non-reserved seats are from car ○○.
Doors closing. Please be careful.
Please be careful not to take the wrong train.
Please be sure to take all your belongings with you.
Please return your seat to its upright position.
Trains are operating at slower speeds due to strong winds.
Thank you for waiting. We will resume operations shortly.
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