新宿駅最後の小さなお店ベルク 井野朋也著

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新宿駅最後の小さなお店ベルク 井野朋也著

「個人店が生き残るには?」。大手チェーンストア全盛の今、この本書の副題への答えを体現しているのが、著者の経営するビア&カフェのベルク。JR新宿駅東口から徒歩15秒。15坪のセルフサービスのファストフード店に、1日の平均客数は1500人。お世辞にも整然とした空間とはいえないはずなのに、なぜか不思議と落ち着く。

本書を読んでその疑問が氷解した。答えは「人」にあったのだ。ベルクはこの1店舗を社員8人、アルバイト20人で回す。営業時間は長いが、3交代シフトのため1日の実労働時間は7~8時間程度。だからこそ店内隅々に目を配り、迅速なサービス、細やかな配慮を行える。

そんな同店は今、駅ビルオーナーから立ち退きを迫られている。理由は「ファッションビルだから、飲食店はいらない」。これにはベルクの顧客が激怒。すでに営業継続を求め1万筆を超える署名が集まっている。

ブルース・インターアクションズ 1680円

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