鉄道の新線・延伸で「化ける」首都圏の街は?

相鉄が人気上昇中、TXと大江戸線にも注目

その代表格が二俣川駅徒歩2分のタワーマンション「グレーシアタワー二俣川」だ。

相鉄線の二俣川駅前。高層マンション「グレーシアタワー二俣川」がそびえ立つ(記者撮影)

同マンションは1坪=280万円程度(1平方メートル=約84.7万円)で同エリアでは高めだが、2016年9月に販売を開始、半年ほどで完売した。「あっという間に売れた理由には、当然ながら直通線開業で利便性の上がる点が支持された」と松田氏は見る。

同物件を開発した相鉄不動産の鈴木淳・開発営業センター課長も、「(購入の際)資産価値が維持できるかを気にする方が多い中、直通線開業というポテンシャルを評価した人は多かっただろう」と言う。

じわじわ高まる「直通線効果」

相鉄は神奈川県内での知名度こそ高いものの、都内では低いのが実情。そこで同社は都心直通で利便性が向上する沿線に目を向けてもらおうと、電車の塗装を横浜の海をイメージした「ヨコハマネイビーブルー」に塗り替えるなどブランディングを進めてきた。

鈴木氏によると、二俣川から1駅の南万騎が原駅前に建つマンション「グレーシアみなまきみらい」購入者が同物件を選んだ主な理由として「都心直通」がランクインしているといい、直通線効果はじわじわ高まりつつあるようだ。

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