情報革命バブルの崩壊 山本一郎著
インフラ整備費も高度な情報通信技術も利用料に転化できない「無料文化」で成り立つネット業界のビジネスモデル。黎明期からネット業界の内側でカネと言論を見続けてきた著者は、カネ余りの時代だからこそ可能なバブルにすぎなかったと判断する。
ライブドア事件に象徴されるネット関連企業とマネーゲーム、通信業界の成長に伴い一時はソニーを上回る時価総額を持っていたソフトバンクの行方など、IT業界のここ十数年を検証する。
世界経済が収縮する時代に無料というルールはどう変わっていくのか、ネットが普通の社会の延長線上にあるためには、一般社会の価値観や秩序の枠組みの中に取り戻されるべきと指摘している。
文春新書 756円
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