ソニー平井社長「営業利益5000億円」に自信 復活の陰にエレクトロにクス事業の再生
ソニーは消費者との接点を「ラストワンインチ」と表現し、強化する戦略を掲げている。平井社長は「ラストワンインチで勝負するソニーが新たな市場を創造すべくグループ一丸で取り組んでいる実例のひとつがVR(仮想現実)だ」と述べ、VRに注力する姿勢をあらためて示した。
再参入を計画しているロボット分野については「複数のプロジェクトが着実に進捗している」と述べるにとどめた。
ネット事業で振れ縮小
平井社長は次世代ゲーム機について「次のプラットフォームの話をするのはまだ時期が早い」と言及を避けた。その上で、機種投入サイクルによる収益の変動をネットワークサービスの収入でカバーすることが重要だと指摘。「ゲームも大事だが、コンソール(ゲーム機)のサイクルとはあまり関係のないノンゲームのコンテンツをいかにプレイステーションネットワーク上で楽しんでいただくかということもアップアンドダウンの幅を小さくする非常に大きなポイントになる」と語った。
今期末のプレイステーション4の累計販売台数は7800万台を計画。プレイステーションネットワークの月間アクティブユーザー数は現在7000万人にのぼるという。
(志田義寧 編集:内田慎一)
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