東京ディズニー、営業利益1000億円超えか “30周年”は第1四半期から快走

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モノレール増収が物語るTDSの好調ぶり

最寄りのJR舞浜駅からは、徒歩でも容易に行けるTDLとは異なり、TDSはオリエンタルランドが直営するモノレール「ディズニーリゾートライン」で行くゲストが多い。

オリエンタルランドが4月26日時点で発表した今期予測では、モノレール事業の売り上げは前期比10%程度の減収になると見込まれていた。それが、4~6月の3カ月間では、モノレール事業の売り上げは前年同期比でむしろ11%も増加。TDSを訪れるゲストの多さを物語っている。

実はTDSでは、30周年イベントがスタートする前の3月18日から6月30日までの日程で、季節イベント「ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ」が開催されている。

スプリングヴォヤッジは、ディズニー最強のキャラクターであるミッキーマウスと、TDSの独自キャラクターであるダッフィーを主役に立てた人気イベント。昨年は4月3日~6月30日の日程で行われたスプリングヴォヤッジが、今年は30周年のプレイベント的な要素も持たせたうえで半月前倒しで開催されたことが、第1四半期のTDSの集客を想定以上に押し上げたようだ。

第1四半期が絶好調なのに、見通しを変えない理由は

オリエンタルランドが期初時点で目標に掲げたTDR全体の入場者数は2770万人。過去最高だった前期の入場者数実績2750万人に比べて、わずか20万人の増加しか見込んでいない。

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