日比谷線新車、デビュー前「特別運転」の狙い

東京メトロが25日まで1日1往復だけ実施

大勢の鉄道ファンらが詰めかけた南千住駅ホームに入る日比谷線新型車13000系(撮影:尾形文繁)

クリスマスを含む3連休初日の12月23日朝。東京メトロ日比谷線の南千住駅は、祝日にもかかわらず平日のラッシュ時をも上回るほどの多くの人で埋め尽くされた。そして、ホームを埋める人々の手にはカメラやスマートフォン。この日、日比谷線で約30年ぶりとなる新型車両「13000系」の特別運行が始まったのだ。

来春を予定している本格的な営業運転開始を前に、東京メトロは23日~25日の3日間限定で、この新型車両を1日1往復走らせる特別企画を「メトロからのクリスマスプレゼント」として実施。事前の申し込みなどは必要なく、誰でも自由に乗れるとあって、多くの鉄道ファンや家族連れが真新しい車内を埋めた。

本格デビュー前の運行は初の試み

本格的なデビュー前の「顔見せ」ともいえる今回の特別運行。東京メトロによると、事前に参加者を募っての「試乗会」などはこれまでも例があるものの、一般の臨時列車として誰でも乗れる形で新型車両の特別運行を行うのは今回が初めてという。

13000系は今年の夏に日比谷線車庫に搬入され、これまで試験走行や乗務員らの訓練を重ねてきた。同社によると、乗務員もすでに新型車両に習熟していることから、「せっかくなら期間限定でもお客さんの乗れる列車を」と、今回の特別運行が決まったという。訓練や試験はまだ続いており、乗り入れを行う東武鉄道での訓練スケジュールなどもある中「合間を縫って実現した」(東京メトロ)のが今回の特別運行だ。

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