日本株は今後も本当に上昇するのか? 初心者でもわかる日経平均株価の読み方
前にも書いたように、株価は投資家の心理的な評価と理論的な評価の影響により動く。足元で起こっている日経平均株価の上昇は、企業の収益改善と言う理論的な評価ではなく、投資家の期待による心理的な評価による上昇の可能性が高いと考えられる。
日経平均株価が、今後さらに上昇するには、投資家の心理評価だけではなく、国内企業の収益改善による理論的な評価の上昇が待たれる。
株価予想は難しいが、分析はそれほど難しくない
個人投資家は、株式投資で利益を上げるために、いつも株価の将来予想に必死なる。しかし、現実的には株価予想は非常に困難だ。それは多くの投資家が株式投資においてなかなか成功できないことを見れば明白だ。
それに対して、テクニカル分析を学ぶことで、過去の株価の傾向や特徴を理解し、価格変動に一定の性質があることを学べば、現在の価格変動を分析することは、それほど難しいことではない。何が起こっているかという事実を知ることが可能になる。
過去の株価の動きに一定の傾向や性質が存在するのであれば、将来的に同じ傾向が繰り返される可能性があることが分かり、それを利用して利益を上げようとしているのが、テクニカル分析であり、テクニカルトレードと呼ばれる投資手法だ。
これまで解説したように、テクニカル分析は、目の前に存在する株価の中の、理論的な評価と心理的な評価の両方を読み解く分析である。
それは決して、多くの個人投資家が誤解している、単なる数字やチャートパターンを駆使して行うというような短絡的な投資手法ではない。もしあなたが株式投資で利益をあげたいのであれば、理解を広げるべき対象は広い。市場や銘柄、売買行動への理解を積極的に広げ、着実に利益をあげられる投資家を目指そう。
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