安いのに上がらない日本株が水準を変える日 いよいよ10日後に迫った日米金融イベント
また、FRB高官がFOMC前の発言を控えるブラックアウト期間に入る直前の週明け12日に、ブレイナードFRB理事が講演を行うことが突然公表され、前日のECB理事会の追加緩和見送りで景気の底堅さが指摘されていた事もあり、何か事件的変化(9月利上げ確定か)に過剰反応した感じもあるが、日米とも極端に低いボラティリティーが続いていたのは、嵐の前の静けさだったかも知れない。
アメリカ株が下げない理由の一番が「それほど上がらない金利」だっただけに、金利急変の雰囲気はアメリカ株のボラティリティーを高めそうだ。日銀ETF買いは、先週末も執行された。9月に入って2回目だが、1回目と同じく733億円の買入れ額だった。
下値不安なしという過信は禁物
今週も下がれば買うと思うが、市場の70%は外国人投資家に支配されている世界でもまれな日本市場、下値不安なしという過信は禁物だ。日本株の水準を決めるのは外国人であるということは肝に銘じておかなければならない。もちろん下げるリスクだけではなく上げについてもだ。
さて今週は日米の金融イベント前の一週間にふさわしく、景気指標の発表も盛りだくさんだ。日経平均予想レンジは1万6500ー1万7300円。
13日(火)7~9月期の法人企業景気予測調査(午前8時50分)
8月の中国鉱工業生産(午前11時)
米レッドブック週間小売売上高(午後9時55分) 14日(水)7月の鉱工業生産(午後1時半)
15日(木)8月の米小売売上高(午後9時半)
米週間新規失業保険申請件数(午後9時半)
9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(午後9時半)
8月の米鉱工業生産・設備稼働率(午後10時15分) 16日(金)9月の米ミシガン大消費者景況感指数(午後11時)
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