日経平均は横ばい、米雇用統計待ちで様子見 内需ディフェンシブ銘柄が買い戻される
[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、横ばいだった。外為市場でドル高/円安の流れに歯止めが掛かったことで、主力輸出株に売りが先行したものの、足元で下落が目立っていた内需ディフェンシブ銘柄が買い戻されて、下げ渋る展開となった。後場は小口の換金売りが優勢だったが、下値は堅かった。
今晩に8月米雇用統計の発表を控え、様子見ムードが強く、東証1部の売買代金は1兆8673億円と低調だった。
8月米ISM製造業景気指数と8月米自動車販売が予想外に悪化したことで、米景気の先行き不透明感が広がり、外需株を中心に利益確定売りに押されたことが指数の重しとなった。市場では「米利上げ時期への関心が高まっているが、遅くとも12月の利上げは確実視される。円高に戻らなければ主要輸出企業には業績上振れ期待が残る」(ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏)との声が出ていた。
個別銘柄では、関西スーパーマーケット<9919.T>が大幅反発。関東財務局に1日付で提出された大量保有報告書で、ディスカウントセンターなどを展開するオーケー(東京都大田区)が同社株の発行済み株式の5.60%を取得していたことが明らかとなり、思惑が広がった。ノバレーゼ<2128.T>は、投資ファンドが株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表し、ストップ高比例配分となった。
東証1部騰落数は、値上がり854銘柄に対し、値下がりが945銘柄、変わらずが174銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 16925.68 -1.16
寄り付き 16903.78
安値/高値 16848.12─16946.49
TOPIX<.TOPX>
終値 1340.76 +3.38
寄り付き 1335.55
安値/高値 1334.56─1341.51
東証出来高(万株) 164463
東証売買代金(億円) 18673.55
(河口浩一)
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