日経平均は小反発、わずか1円97銭高

売買代金は2兆円割れ、方向感乏しい

 5月19日、東京株式市場で日経平均株価は小反発。薄商いで買いの勢いは鈍く、米株価指数先物や原油先物が下落したことも重しとなり、方向感に欠ける展開だった。写真は東京証券取引所で2012年6月撮影(2016年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は小反発。1ドル110円台へとドル高/円安が進んだ為替を手掛かりに買いが先行。寄り前に発表された3月機械受注が事前予想を上回ったことも支援材料となり、日経平均は朝方に一時196円高となった。ただ薄商いで買いの勢いは鈍く、一時下げ転換。米株価指数先物や原油先物が下落したことも重しとなり、方向感に欠ける展開だった。TOPIXは小反落した。

4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で早期米利上げの可能性が示唆され、米市場で銀行株が上昇した流れを受け、東京市場でも金融セクターが堅調だったが、戻り売りなどで上値も重かった。円安を背景に買いが先行したトヨタ<7203.T>やソニー<6758.T>が下げに転じるなど主力輸出株もさえない銘柄が目立った。

投資家の見送り姿勢も強く、東証1部の売買代金は1兆9227億円にとどまった。市場では「政策期待は根強いものの、直近では堅調な国内経済指標が目立っているうえ、米利上げに伴う米国株の調整などが警戒され買いにくい」(松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、スタートトゥデイ<3092.T>が大幅安。同社は18日、590万株の株式売り出しを決議したと発表した。売り出し地域は海外だが、流通株数の増加による需給悪化などを懸念した売りが先行した。

半面、スズキ<7269.T>が反発。前日には燃費データ取得の走行試験で不正との報道で急落したが、記者会見などで燃費表示には問題がなく、業績予想に与える影響も現時点ではないことが示され、買い戻しなどが優勢となった。自社株買いを発表したネクステージ<3186.T>も高い。

東証1部騰落数は、値上がり1012銘柄に対し、値下がりが809銘柄、変わらずが130銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16646.66 +1.97

寄り付き    16807.46

安値/高値   16590.16─16841.04

 

TOPIX<.TOPX>

終値      1336.56 -1.82

寄り付き    1349.3

安値/高値   1332.09─1352.57

 

東証出来高(万株) 201877

東証売買代金(億円) 19227.88

 

 

 

(杉山容俊)

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