渋谷の魅力は高まるか 商業ビルに乗り出す野村不動産

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野村不動産では、今後も山手線など首都圏の主要駅で、周辺にオフィスワーカーや住民が多く存在するエリアを中心に当面は年2棟ずつ、「GEMS」ブランドの商業ビルを開設していく方針だ。

すでに2つめの物件取得を進めており、事業が軌道に乗れば、年4棟程度まで開業ペースを上げていくという。敷地面積は最低で50坪程度を想定していて、飲食店舗を中核としながらも、エリア特性によっては物販店舗もある程度は誘致したい考えだ。半年から1年ほど同社が保有した後は投資家への売却も念頭に置いているが、物件のマネジメント面では、同グループのジオ・アカマツや野村ビルマネジメントが継続して携わっていく予定だ。

周辺のオフィスワーカーや住民の胃袋をガッチリつかむことができるか、GEMS渋谷は、野村不動産の今後にとっても重要な試金石となりそうだ。

(猪澤 顕明 =東洋経済オンライン)

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