デジカメ全盛にあらがう、富士フイルムが「チェキ」新モデル

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新製品のコアターゲットはフィルムカメラを直接体験していない10代~20代の女性だ。原宿系ファッションモデルを起用したパッケージや、明るくソフトな雰囲気の「ハイキー」な写真が撮れる機能を搭載するなど、ターゲット層に共通する「カワイイ!」という概念を訴求した。商品化責任者であるイメージング事業部担当部長の坂田憲彦氏は、カメラ本体のデザインも含めて「世界で一番カワイイカメラになった」と胸をはる。

12日の記者会見に登壇したチェキユーザーのフォトグラファー米原康正氏(=写真左=)は、「写真を撮る楽しみだけでなく、その場でプリントされる写真を交換してコミュニケーションが広がるなど、撮った後の楽しみがある」と、チェキの魅力を語った。

デジタル世代の若い女性層を新しいユーザーとして取り込めるか。デジタル化にあらがうフィルムカメラの新たな挑戦となる。

(島 大輔 =東洋経済オンライン)

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