ナビゲーション 「位置情報」が世界を変える 山本昇著
時間、空間のどこに今いるのか、あるいは目的地がどこにあり、いかに効率的にその場所に到着するか。人類はそのために、さまざまな涙ぐましい努力を重ねてきた。そうしたナビゲーションをめぐる歴史が解説される。
羅針盤を使って海を渡った大航海時代から、メルカトル図法などの地図の進化、リンドバーグのナビゲーション手法、戦争の勝敗を左右した航空機搭載型レーダーの開発、カーナビの誕生、GPS(全地球測位システム)の実用化まで、その驚くべき知恵と工夫を紹介している。
多くの画期的な発明が軍事用から民生用に転換されたことに表れているように、技術開発に付きものの「影の部分」にも触れられている。
集英社新書 735円
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