パナソニックが2期続け赤字7000億円超 構造改革を断行

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LED照明などの環境関連部門(エコソリューションズ社)は足もとはそれほど悪くない。太陽電池やリチウムイオン電池などのエナジー部門(エナジー社)は価格競争にさらされており、見通しは厳しさを増している。パナソニックの家庭用太陽電池「HIT」は高効率発電の特長を生かし、足もとではなんとか黒字を保っているが、今後は「デジタルコンシューマ事業以上の価格下落に見舞われ、セル単品だけで勝負できる市場が限定されて」(津賀社長)きた。

携帯電話などのシステム機器部門(システムコミュニケーションズ社)は、今期再進出した欧州でボーダフォンの採用が立ち消え、国内も年末商戦向けにフューチャーフォンが1機種採用されただけと厳しい状況が続いている。

(撮影:尾形 文繁)

前野 裕香 ライター

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まえの ゆか / Yuka Maeno

1984年生まれ。2008年に東洋経済新報社に入社し記者・編集者として活動した。2017年にスタートアップ企業に移り、広報やコンテンツ制作に従事。現在はフリーランスライターとしても活動中。

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