パナソニックが2期続け赤字7000億円超 構造改革を断行
LED照明などの環境関連部門(エコソリューションズ社)は足もとはそれほど悪くない。太陽電池やリチウムイオン電池などのエナジー部門(エナジー社)は価格競争にさらされており、見通しは厳しさを増している。パナソニックの家庭用太陽電池「HIT」は高効率発電の特長を生かし、足もとではなんとか黒字を保っているが、今後は「デジタルコンシューマ事業以上の価格下落に見舞われ、セル単品だけで勝負できる市場が限定されて」(津賀社長)きた。
携帯電話などのシステム機器部門(システムコミュニケーションズ社)は、今期再進出した欧州でボーダフォンの採用が立ち消え、国内も年末商戦向けにフューチャーフォンが1機種採用されただけと厳しい状況が続いている。
(撮影:尾形 文繁)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら