ジャスパー・チャン アマゾンジャパン社長--アマゾンの市場内部に競争環境をつくりたい《アマゾンの正体》

ジャスパー・チャン アマゾンジャパン社長--アマゾンの市場内部に競争環境をつくりたい《アマゾンの正体》

日本でのビジネス開始直後にアマゾンジャパン社長に就任。売り上げ拡大、カテゴリーの強化を牽引してきたチャン社長に、これまでの歩みと今後の展望を聞いた。

--日本上陸から9年。アマゾンジャパンは今、どういうステージにありますか。

まだ、ほんのデイワン(第1日目)。始まったばかりだと思いますよ。当社はミッションステートメントとして「地球上で最も豊富な品ぞろえをする」と「地球上で最も顧客を大切にする会社になる」の二つを掲げています。これは非常に高い目標で、そう簡単に実現できません。が、私たちは一歩一歩、前に進んでいます。

--この4月にオフィス用品の取り扱いを開始するなど、商品ジャンルを増やしています。

現在、アマゾンジャパンでは約1000万点のアイテムを販売しています。書籍、DVDなどメディア商品から始まりましたが、電化製品、キッチン用品、おもちゃ、ヘルス&ビューティ、ジュエリーなどカテゴリーは増え続けています。カテゴリーを増やすたびに、新たなカスタマー(顧客)が加わっていきます。また、品ぞろえが増えることにより、既存の顧客も、アマゾンをより親密に感じてくれます。

品ぞろえに加え、もう一つ注力し続けているのが配送の改善です。より早く商品を届けるために、自社の在庫を増やしています。そうすることで、より多くの商品を、より短い時間で届けることができる。2年前には「お急ぎ便」を始め、関東地域であれば朝に注文をすればその日のうちに商品が届きます。この夏から堺市にも在庫を持ちますので、より多くの人にこの便利なサービスを体験してもらえるようになります。

--日本ではEC2などのクラウドサービスを行っていません。

私たちには三つの種類の顧客がおります。まずはアマゾンで商品を購入する「購入者」です。2番目が私たちのプラットフォームを使って商品を販売している「販売者(セラー、マーチャント)」です。3番目の顧客が、EC2などのウェブサービスを利用している「開発者(デベロッパー)」です。

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なぜあの会社の収益力は高いのか。パーク24、「かつや」のアークランドサービスなど17社の稼ぎの秘訣を大公開。テーマは「内需」「海外」「新市場創造」「重厚長大企業の復活」。産業天気図や出遅れ銘柄ランキング、株価10倍銘柄なども。