日銀を知れば経済がわかる 池上彰著
景気、物価の安定のために、日銀は金利や貨幣量をコントロールする。日銀が金利を引き上げたり、引き下げたり、景気の先行きを占う「日銀短観」が発表されたりするたびに、株価が上下し、円相場が上下する。日銀は、景気の動向を見るだけでなく、「市場の期待」まで考慮しながら判断していかなければならない宿命を背負っている。その場合、「市場の受け止め方」が間違ってしまわないように、あらかじめ市場と「対話」を重ね、日銀の望む「市場の期待」を形成するというコミュニケーション能力も問われる。
紙幣を発行するだけではない日銀の仕事、金融の仕組み、さらに経済の仕組みを、「伝えることの達人」の著者がわかりやすく解説する。
平凡社新書 777円
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