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人と機械のタッグが支える最先端の物流インフラ

どれだけ上手に売ろうとも、商品を届けるまでに何日もかかったり、商品を違えたら返品や顧客を失うことにもなりかねない。

JSC社の今井敏夫物流センター所長は「物流に求められるのは柔軟性と高品質、高効率」と説明する。

通常、深夜零時までに注文を受けた場合、翌日の夕方5時までにセンターから商品を出荷する。1週間に約700の多種多様な商品、日によって2万~10万個の出荷量の変動にも対応しなければならない。今後の成長に備え、拡張性も必要だ。

 千葉・習志野市にある物流センターでは、最先端の自動装置と人間を組み合わせ、こうした困難な要求に応えている。深夜、自動倉庫が翌日配送する商品を出荷棚に移し、出荷しない商品を保管棚に戻す。

メインフロアで活躍するのはハイテクのピッキングカート。多様な商品アイテムのピッキングは人間の役目だが、最大30人分の注文に対応できるカートが最適ルートを表示し、ピッキング時にはバーコードを使ったチェック機能で、効率化とミス回避を実現している。

梱包でも同様だ。単品の梱包なら自動で対応できるが、複数商品の同梱なら人の手に頼らざるをえない。その際でもバーコードでのチェック機能を活用し、間違い発生率は限りなくゼロに近い。ちなみに同梱されるカタログ類も顧客ごとに変えている。ほかにも、複数商品を最適な一つの箱に詰め込む工夫や、小さい商品でもすぐに見つけられる梱包法、端材の再利用など小さなカイゼンを続けている。

2007年にエクササイズDVD、ビリーズブートキャンプを大ヒットさせたオークローンマーケティング(OLM社)。同社は海外のヒット商品を独占販売するが、最重視するのは日本の顧客の反応だ。

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