他社への乗り換え止まらぬドコモ、サービス不具合の情報開示にも批判の声

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加藤社長は「1年前にすでにLTEを導入しており技術的なノウハウを蓄積している。先行的なメリットは薄れるものではない」とする。しかし、ドコモはたび重なる通信障害や不具合で通信ネットワークへの信頼が失墜しており、端末数の充実やサービス強化の効果がどこまで転出の抑止力になるかは未知数だ。

昨年12月から今年1月にかけても大規模システム障害が発生したのに加え、つい先日の7月25日にもスマートフォン用のメールサービス「SPモード」で不具合が発生。また、平常時にも都心部など通信量が逼迫しやすい地域でメールの送受信の遅延が発生するなどユーザーの不満も高まっている。

7月25日の不具合は「お知らせ」としてHP上で発表するのみで「プレスリリース」という形での発表はなし。会見では不具合発生から発表まで時間が経過したことも追及され、ドコモ側の情報開示への姿勢にも厳しい批判がなされた。

(麻田 真衣=東洋経済オンライン)
 

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