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〈シャープ工場跡地が変貌〉KDDIが1年足らずで完成させた"最先端AIデータセンター"に横たわる課題…国内産業の転換点でAI実装を牽引できるか

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昨年4月にシャープから約100億円で取得したカラーフィルター製造工場の生産ラインを撤去し、もともと施設に備わっていた受電盤や変圧器といった電気設備、ターボ冷凍機や冷却塔といった空調設備を再利用した。大きくいえば、サーバー群の導入、その運営に必要な電力と冷却水を引き込む経路や電気室などの整備だけで、DCに改造した形だ。

シャープ工場時代の設備を引き継いだターボ冷凍機。ここで生成した冷水をサーバールームに送り、高熱が生じるGPUサーバーの温度を下げている(記者撮影)

工場転用により、通常は3年を要するDC整備の期間を1年未満に短縮し、初期段階で約100億円のコスト抑制効果があったという。松田社長は「貴重なアセットを継承し、急ピッチで(DCを)構築する先例ないチャレンジだった」と振り返った。

KDDIはGPUの調達数を公表していないが、足元では1つのサーバーラックに72基のGPUが搭載されている。現場で記者が視認できたラックの設置数などを踏まえると、1000~2000基前後と推測される。

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