パスワード付箋でペタッ、サイバー攻撃が急増する傍ら「脆弱だな!」のツッコミでセキュリティ界に新風《ゲームプログラマーが芸人になった》訳
「パソコンに付箋ついてるな……あっ、やっぱりパスワード書いてる。こうやって管理するのよくないって聞いたことありますよね。えっ、でも強度えぐいな。管理がずさんだけどパスワード頑丈すぎるだろ、これ。毎回手入力してるの? 逆にすごいですよね」
脆弱性(ハードウェアやソフトウェアなどにおけるプログラムの不具合や設計上のミスのこと)をテーマにしたフリップネタに「脆弱だな!」のツッコミで注目を集めている芸人、アスースン・オンライン(以下、アスースン)さんの鉄板ネタだ。
普段はゲーム会社で、スマートフォンゲームのクライアントエンジニアとして勤務する傍ら、芸人として技術系のイベントやYouTubeチャンネル「脆弱エンジニアの日常」などで、セキュリティに関するお笑いネタを披露している。
家電芸人やキャンプ芸人など、○○芸人は多々あれど、「セキュリティ芸人」として活動しているのは日本で唯一と言っていいだろう。
お笑いとセキュリティの融合が生まれた原点は?
本業でゲームの新機能実装や社内ツールの開発による作業効率化に取り組む彼が、なぜセキュリティとお笑いを組み合わせた活動を始めたのか。背景には、セキュリティリテラシーの低い人が最大の脆弱性となっている実情と、エンターテインメントで人を楽しませたいという純粋な情熱があった。



















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