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ホロコーストを体験したユダヤ民族がなぜガザを強制収容所にしようとするのか…イスラエル「軍事力信奉」の起源、国際世論の潮目は変わった

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ハマスの壊滅を口実に行われているパレスチナ市民に対する無差別攻撃や支援物資搬入阻止による飢餓状態の創出など、イスラエルの行動はエスカレートする一方だ。当然のことながら、イスラエルに対する国際社会の批判はピークに達している。

イギリス、フランス、カナダという主要国首脳会議(G7)のメンバー国が初めて、パレスチナを国家承認する方針を打ち出すなど、イスラエル批判のトーンを強めた。

ナチスによるホロコーストの負い目から、「イスラエルの安全保障に対して責任を負うことは国是である」とイスラエル支持を続けてきたドイツでさえ、「イスラエルが何を目指しているのか理解できない」(メルツ首相)として、イスラエルに対する武器供与を停止した。

それにしても、ホロコーストという民族的危機を経験したユダヤ人国家のイスラエルが、国際社会から「ジェノザイドだ」「民族浄化だ」と批判されるような行動をなぜ繰り返すのだろうか。

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