そこで、やや大胆に、過去のインフレ率から、年代ごとの需要と供給の強さを「逆算」することにした。具体的な手順は下記である。
今回は1978~2019年までのCPIインフレ率(消費者物価指数の食料〈酒類を除く〉およびエネルギーを除く総合、欧米型コア)と、14歳以下、15~24歳、25~34歳、35~44歳、45~54歳、55~64歳、65~74歳、75歳以上の人口比率を用いて、それぞれの年齢層の「需要」と「供給」の強さを推計(逆算、キャリブレーション)した。
ここで、推計する変数が多いので、いくつかの制約も課した。具体的には、「需要」も「供給」も35~44歳を基準(100)とした。そして、「需要」も「供給」も35~44歳よりも若ければ若いほど、高齢であればあるほど小さくなるようにした。
この結果、推計された「需要指数」と「供給指数」が以下である。




















無料会員登録はこちら
ログインはこちら