美容より健康のため?体感温度1〜2℃違う…家に傘230本ある“傘ソムリエ”が日傘を厳選「さすだけで涼しい」「男性も使いやすい」「畳みやすい」
「機能性を重視する方が多いですね。軽さ、畳みやすさ、耐風性などの要望が多く、すべてを兼ね備えることが理想ですが、現実的には、いずれかの機能に特化したモデルを選ぶことをおすすめします」
土屋さんが挙げた日傘は、どちらも親骨が55cmと十分なサイズ。ビジネスバッグにも収まり、男性でも安心して使うことができる。
◎『ZENTENKOU 折 55cm』2,750円
「日傘デビューを考えていて、“風に強い傘がいいけど、お金はそんなにかけたくないな”とお考えの方が購入されることが多い入門モデル。特徴は、受け骨(親骨を支える短い骨)に、ポリカーボネートを採用していること。スーツケースなどに使われている素材で、衝撃を逃すような構造になっています。台風などの強風でひっくり返っても、壊れにくい機能があります」


◎『クイックシャットライト UVブロック 折 55cm』5,390円
「軽量で畳みやすいモデルを求める方に最適です。傘の折り目にガイドパネルが付いているのが特徴。傘を閉じるだけで折り目が形成されるので、そのままとめるだけで簡単に畳むことができます。畳むのが苦手な方でも安心です」

「畳みやすい傘は少し物足りない」と感じるほど、傘を畳む作業が好きだという土屋さんに、簡単に美しく畳むポイントを聞いた。
⒈水気を飛ばす
開閉を繰り返し、表面の水滴を振り落とす。
⒉軸を短く縮める
軸を縮めたままさらに振り、残った水分を落とす。
⒊折り目を立てる
傘の裏側に手を入れ、自然にできた折り目を整える。表面を触ると、手の油分や日焼け止めが付着し、生地を傷める原因になるので注意。
「傘は新品のときが一番、撥水力が高いんです。生地がよれた状態で畳むと傷みやすくなってしまいます。しっかり水を切り、きれいに畳むことが傘を長持ちさせるポイントです」
傘を選ぶときは「下げ札」を要確認
UVカット率や遮光性は、現在ほとんどのメーカーで99.9%以上のコーティングが標準となっており、土屋さんは「紫外線対策に関しては、どの傘を選んでも安心。そのうえで、涼しさを重視するなら熱がこもりにくい白や明るい色を選ぶなど、好みに合わせて傘を楽しんで選べる時代になりました」と話す。

傘を選ぶ際には、「下げ札」と呼ばれる機能表示のタグを必ずチェックすることが重要だという。
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