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「トランプ関税」に揺れる自動車産業、マツダ主要サプライヤー・ダイキョーニシカワ社長が語る【車部品メーカーの生きる道】

アラバマ州ハンツビル市に設置する工場。バンパーやインストルメントパネルなどの大型樹脂製部品を生産し、隣接するマツダとトヨタの合弁工場に納入している(写真:ダイキョーニシカワ)
――マツダとトヨタ自動車が合弁生産を行うアラバマ工場の隣接地で、ダイキョーニシカワも部品の製造を行っています。現地工場をどう活用していきますか。
ダイキョーニシカワは「オンサイトサプライヤー」として、トヨタとマツダにバンパーやインパネといった部品を納めている。アラバマ工場は年間30万台の生産能力があるが、昨年の生産実績に鑑みるとまだまだ余力がある。アラバマ工場の生産が増えていくことは期待しているし、われわれにとってはそれが成長のキードライバーにもなる。顧客側が生産を増やすなら、しっかり追従していくことが大事だ。
労務費高騰への対応に自動化投資を加速
――アメリカは人件費が高騰しています。自動車メーカーの増産に追従するために高賃金を支払って収益を確保できますか。
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