政府は必ず嘘をつく 堤未果著
3・11の東日本大震災以降、政府やマスコミに対する国民の不信感は増すばかりだ。米国と日本を行き来して取材活動を続ける著者は、不安を抱えた今の日本で前に進むためのヒントが、米国の「失われた10年」にあると言う。9・11の同時多発テロ以降、過激な市場原理主義「ショック・ドクトリン」によって貧困格差が拡大している米国でも、政府を、マスコミを信じすぎたせいで多くのものを失ったと指摘する。
政府はウソをつくもの。だからこそ、一つの情報を鵜呑みにせず、多角的に集めて比較し、過去も参照して、自分自身で結論を出すことが大切になってくる。自らが考え、行動し、真実を見抜く目を持つことの意義を問いかける。
角川SSC新書 819円
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