科学と宗教と死 加賀乙彦著

科学と宗教と死 加賀乙彦著

1929年に生まれ、太平洋戦争で犠牲になった人々の死を間近に見、自身も兵隊となり戦場に出て、20歳までには死ぬと覚悟をしていたという著者。戦後、精神科医となり拘置所の医務技官として、ある死刑囚と出会ったことが、死生観を一変させる。彼との交流から心理学の限界を感じ、やがて洗礼を受けてキリスト教信者となる。その人生において、つねに頭を離れなかったのは、「死」についての思索であったという。

生ける者は等しく死ぬのに現代社会は死を遠ざけようと必死である。金銭や経済だけでは人は幸せにはなれない。死とどう向き合い、どう受け入れるのか。著者の「死」についての思索の集大成になっている。

集英社新書 735円

  

関連記事
トピックボードAD
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 銀河を渡るを読む
  • 子どもを本当に幸せにする「親の力」
  • 中原圭介の未来予想図
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SONY静かなる再興<br>自動車ビジネスに本腰

「人命にかかわる事業はやらない」という不文律を破り、車載製品に本格参入するソニー。今後3年で1兆円を投資する主軸、得意の画像センサーを自動運転システムに展開する。最高益のその先を支えるカネのなる木となるか、禁断の果実か。