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「タピオカ」イメージから「お茶のブランド」に変身。ブーム後も拡大続けるゴンチャの秘密とは?

ゴンチャは2006年に台湾の高雄で誕生。世界2000店以上のグローバルチェーンだ(記者撮影)
2018年頃のタピオカブームで若者の絶大な支持を受け、知名度を上げた台湾発祥のティー専門店チェーン「Gong Cha(ゴンチャ)」。ブームが終わり、さらにコロナ禍でタピオカ専門店の店舗数は減少したものの、ゴンチャは店舗を減らすことなく地道に成長を続けてきた。
当時は座席のないスタンド型の店舗が中心だったが、現在では座席のあるカフェ型の店舗も増やしている。ティーカフェとして存在感を増すゴンチャはどう変わってきたのか。ゴンチャジャパンの角田淳社長兼CEOに戦略の変化を聞いた。
――2018年頃のタピオカブームで知名度が上がりました。現在までどのような変化がありましたか。
ゴンチャというブランドの軸は大きくは変わっていない。2015年9月に日本に進出したときから「ティーカフェのカテゴリーでナンバーワンになる」という意思があった。
結局、タピオカブームにスポットライトが当たり、タピオカに関心の高い若い世代に広まって拡大した。ただ、「お茶がおいしい」「品質のよい商品を提供している」という部分はできていた。それが評価されて、ブーム後も、お客さんに戻ってきていただけたと思っている。
現在は強みをより強みとして生かせる仕組み作りをしている。商品では、以前は年に6回だった季節限定商品の回数を徐々に増やし、11回になった。広告と実際の商品の乖離がないように工夫することや、快適に購入できるように、デジタル化にも注力してきた。
お茶のブランドとして認知が広がった
――ブーム時から客層は変わりましたか?
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