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200億円で買収された後に300億円の資金が流出、「船井電機」にトドメを刺したミュゼ買収の舞台裏
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だが、船井電機を買収した上田氏に誤算が生じる。主力のテレビ事業が不振に陥り、70億〜80億円の赤字を垂れ流していたのだ。
そこで上田氏は、パナソニック出身の柴田雅久氏に相談。「テレビ事業の損失を穴埋めする必要に迫られていたとき、柴田さんから美容家電は粗利率が高いと教えてもらった。ちょうど仕事上付き合いのあった知人からミュゼプラチナムの買収話を持ちかけられていたタイミングだったこともあり、ミュゼを使って美容家電事業を展開しようと考えた」(上田氏)。
船井電機、ミュゼという点が線としてつながった瞬間だった。上田氏はミュゼの買収を決断。2023年4月に約33億円を投じて買収を果たした。ただこの買収資金は、船井電機が債務保証する形で横浜幸銀信用組合から全額借り入れている。
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