円高の正体 安達誠司著

円高の正体 安達誠司著

「あと28・8兆円──」という数字を巻頭に掲げる。読了すれば、その謎は解けるという仕掛けだ。

1ドル=70円台に突入し、円高状態が続く。著者は、円高を完全な悪として、そのデメリットを事細かに検証、円高を容認する言説にさまざまな角度から反論してみせる。

円高になれば輸入品が安くなるし、海外旅行でも得をするので、円高は必ずしも悪くはないとの見方に対して、それは日本の産業全体のことを考えていないと一蹴し、円高解消、デフレの克服こそが日本経済復活の道だと説く。

為替や円高・円安の仕組み、さらにデフレについて、エコノミストが自分の主張の論拠を盛り込みつつ解説する入門書ともなっている。

光文社新書 777円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • カラダとおカネのよもやま話
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
大手から専業まで大混戦<br>中古マンション販売の隘路

新築価格が高止まりし、参入業者が急増する中古マンションの「買い取り再販」。デベロッパー自ら物件を取得し、リノベーションを施して販売する手法だ。価格上昇や売れ残り増加など懸念材料も出現、手放しでは喜べない活況の裏側を描く。