自動車各社、ITエンジニアの採用に注力

グーグルと競争意識

 9月15日、高級車メーカーは、自動運転車の開発競争でグーグルに出し抜かれないよう、ソフトウエアやシステム関連技術者の雇用を拡大している。フォルクスワーゲンのCEO、フランクフルト・オートショーで14日撮影(2015年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 15日 ロイター] - 独BMW<BMWG.DE>やダイムラー傘下のメルセデスベンツ<DAIGn.DE>など高級車メーカーは、自動運転車の開発競争でグーグルに出し抜かれないよう、ソフトウエアやシステム関連技術者の雇用を拡大している。

自動運転車や、常時インターネットに接続した「コネクテッドカー」の開発では、レーダーが障害物を感知しブレーキを作動させる技術や、音声対応機能でスマートフォンを車内で使いやすくする技術などが求められている。

世界最大の自動車市場である中国の需要低迷を受け、メーカー各社はコスト削減や営業利益率の改善を進めている。一方で、デジタル化の競争で脱落しないよう、ハイテク関連の人員を増やしている。

BMWの6月末時点の従業員数は11万9489人と、前年同期の11万2500人から増加。同社は、急速に進むデジタル化などに対応するため、年内も追加採用を行う方針。

独フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>の高級車部門アウディの1─6月の社員数も8%増加した。アウディは「主として先駆的な技術を開発し海外事業部を拡大するため」さらに6000人を採用する計画。

ダイムラーの今年上半期の社員数は1.6%増加した。2015年通年でも前年から増加する見通しという。

自動車業界へ人材を紹介するマグマ・ピープルのマルコム・アープ最高経営責任者(CEO)は「各社は、自動車業界以外から人材を確保している。数年前にはコネクテッドカー部門がなかったメーカーもあるが、今や全ての自動車メーカーにある」と述べた。

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