エコカーはいつ買うのがお得? 減税、補助金の賢い使い方
昨年末から前倒し適用が始まったエコカー補助金。一定の燃費基準を満たした新車の購入に対し、乗用車では10万円、軽自動車では7万円の補助金が国から支給される制度だ。これを機会に車の購入、買い換えを検討する読者も少なくないだろう。
エコカー補助金の正式な制度実施には、第4次補正予算案の可決・成立が必要となるため、まだ告知が始まっていない販売店が多い。さらに今春に予定されるエコカー減税の見直しが相当複雑で、「我々でも正確な情報をつかむことが難しい」(首都圏のディーラー)との声も上がるほどだ。いったいエコカーはいつ買うのがお得なのだろうか。
今回、補助金の対象となるのは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)などの環境車と、「平成27年度燃費基準達成または平成22年度燃費基準25%超達成」を満たす車種だ。補助金は13年2月末までが申請期間で、全体の予算枠(3000億円)を超えると申請できない。
ガソリンエンジン車の場合、現在、自動車取得税や重量税が75%減税車となっていれば(平成22年度燃費基準25%超に該当する)、補助金の対象となると考えていいだろう。ただ、購入する際に気をつけなければならないのは、同じ車種でもグレードによって補助金の対象になったり、ならなかったりする可能性があることだ。たとえば、トヨタ自動車「カローラ」のセダンタイプでは、エンジン排気量1.5リッター仕様は補助金対象だが、現状では同1.8リッターは対象とならない。