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メトロ社長が激白「上場後の成長」への大胆な方策 不動産の「駅直結型ビジネスはこれからも強み」

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念願の上場を経て社長が語った「成長の算段」とは。

東京メトロの山村明義社長
「成長に向けていろんなチャレンジをしていく段階にある」と語る東京メトロの山村明義社長(撮影:尾形文繁)

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首都圏に鉄道ネットワークを張り巡らし、「最強私鉄」とも言われる東京地下鉄(東京メトロ)。株式上場をようやく果たしたが、今後変化する経営環境にどう対峙していくのか。東京メトロの「たたき上げ」である山村明義社長を直撃した。

【インタビューでの主な質問】
Q この先の業績の見通しは?
Q 不動産事業における「駅直結型プロジェクト」の計画は?
Q 都営地下鉄との一元化が実現する可能性は?
Q 完全民営化への道筋は?

――上場初日の時価総額は1兆円を超えました

多くの皆様からご評価をいただいた結果だと思う。今後も株主の皆様の期待に応えられるように、そしてすべてのステークホルダーの皆様から信頼され、選択され、支持されるように、企業努力をしていく。

上場を機に、経営改革を一層していく地盤作りを進めていく。社員にとっても、株価やさまざまな評価が仕事への励みになっていくだろう。上場すると、人材確保の面でも有利に働くのではないかと考える。

また、多方面のパートナーから、ビジネスの話をうかがうようになってきた。上場をきっかけに、今後さまざまなことにチャレンジしていきたい。

上場を機に成長への機運

――社内には「上場に対する熱気のようなものがなかった」と聞いています。実際に上場を終えた今の様子はどうでしょうか。

やっぱり、上場までにけっこう時間がかかった。そういう意味で今の社内の受け止めは、「ひとつの節目を迎えたな」という感覚ではないか。

現在、2026年3月期からスタートする新しい中期経営計画を策定中で、さまざまな準備を進めている。成長に向けて、いろんなチャレンジをしていく段階にある。成長・増収につながるものや新規ビジネスなどいろんなアイデアが出ている。上場を機に、成長への機運が盛り上がっている。

先日(10月26日)、労働組合が主催する社内の運動会が都内のグラウンドを借りて開催された。今回はいつも以上に明るい感じがした。コロナ禍から回復歩調の時期であるし、上場直後でもあったので、生き生きしていると感じた。

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