ゲーミングPCにすべき?PS5 Pro12万円の妥当性 スペックは大幅進化、ゲーム好きにも衝撃が走る値段

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海外での売価と比較してみると、USドルでは699.99と記事執筆時点のレートで約10万円なので、日本の価格は割高に見えるが、ユーロでは799.99(約12万5000円)であり、それほど差はない。スペックから見ても、そこまで高いとはいえない。PS5 Pro並みの高解像度・高フレームレートで遊べるゲーミングPCを12万円で手に入れるのは難しい。

PS5 Proの縦置き
PS5 Proの価格にも驚くが、コントローラーも一万円を越える状態になっている(画像はPlayStation公式サイトより)
現在は縦置きスタンドが付属しないので、PS5およびPS5 Proを購入すると横置きが基本となる。なお、スタンドは約4000円で販売中(画像はPlayStation公式サイトより)

こうした基準から見ると、PS5 Proは極端に高いわけではないのだが、肌感覚として高いと思うのは当然である。なぜなら、家庭用ゲーム機はそれなりに安価に楽しめるから支持を得ているのだから。

「時間が経つと値下げ」が当たり前ではなくなった

初代PlayStationは発売当初が3万9800円、その後1万5000円まで値下げされたことを考えると、値段が大きく変化したことが嫌でも身にしみる。ましてやひとつ前の世代まで、家庭用ゲーム機は時間が経つほど値段が下がるのが当たり前だった。しかし、その状況も当たり前ではなくなっているのだ。

もともと、家庭用ゲーム機は高性能になればなるほどPCに近づいていくと言われており、それがいよいよ間近に迫っているのだろう。

日本においても、ゲーミングPC自体がかなり注目されている。そもそもゲーミングPCという言葉自体が一般的になっているし、家電量販店で売り場があるのも自然なことだろう。

PCゲームの販売プラットフォーム「Steam」では、ここ数年で日本のユーザーがかなり増えているという報告がある。Steamはゲームがかなり安くなる大規模セールを定期的に実施しており、その話題が日本語圏でしばしばバズっている。つまり、かなり注目度が高いのである。

eスポーツもゲーミングPCで遊ぶケースが多く、YouTubeなどの動画配信サイトにおいてもゲーミングPCで遊ぶ人が多い。なぜなら、ゲーム専用機ではないゲーミングPCにはさまざまなメリットがあるからだ。

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