出張のホテルや交通機関に潜むセキュリティ脅威 予約サイトで100カ所超の宿泊施設が偽装被害

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まずは、近くのWi-Fiに自動接続する設定になっていないか見直すことから始めたい。加えて、通信内容を読み取られないようにVPN通信の利用も推奨する。

具体的な対策 – 巧妙化するサイバー脅威と闘うには

デジタル化が進む現代社会のビジネスパーソンにとって、サイバーセキュリティの知識はもはや「必須教養」とも言えよう。出張や日常業務の中で、私たちはつねにサイバー攻撃のリスクと隣合わせであり、今後も予期せぬリスクの出現が予想される。

巧妙化する攻撃手法から個人情報や企業情報を守るには、常に警戒心を持ち、セキュリティ対策を怠らないことが不可欠だ。不審なメールや偽サイトに注意を払い、

1) サイトのURLがhttpsで始まっているか確認する
2) リンクが設定されていたり情報入力を求められたりした場合は、送信元サービスの正規のWebサイトからアクセスし直す

といった慎重な行動が事態の防止につながる。また、公共のWi-Fiの使用を控えるなど、基本的な対策を徹底することも重要だ。

今後のビジネス環境において、サイバーセキュリティへの理解と実践は、個人の安全だけでなく、企業の競争力や信頼性にも直結する重要な要素となるだろう。最新の脅威と対策に関する情報をつねにアップデートし、セキュリティ意識を高く保つことが求められている。

東洋経済Tech×サイバーセキュリティでは、サイバー攻撃、セキュリティーの最新動向、事業継続を可能にするために必要な情報をお届けしています。
卯城 大士 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ サイバーセキュリティオフィサー

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うしろ・だいじ / Daiji Ushiro

通信機器の開発企業、ネットワーク/セキュリティ輸入販売代理店を経て1997年チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズに日本法人設立メンバーとして参画。イスラエルでのトレーニングを経て、セキュリティ・エバンジェリストとして講演や啓蒙活動を務める。感銘を受けた言葉は「通信は人をハッピーにする」

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