出張のホテルや交通機関に潜むセキュリティ脅威 予約サイトで100カ所超の宿泊施設が偽装被害
予約サイトを装った従来の攻撃も継続されている。
個人で宿泊サイトを利用する際は、以下のようなやりとりに注意していただきたい。
旅行会社から請求書をダウンロードしたらマルウェア感染
以下は、「信頼できる」旅行会社を装ったフィッシングメールに、請求書に見せかけたpdfファイルを添付し、「AgentTesla」という情報窃盗型のマルウェアをダウンロードさせる攻撃だ。
この例では、「noreply@b00king[.]biz」という偽のメールアドレスから、「Booking.com Invoice 3255753442」という件名のメールが送信されており、そこに「Invoice-3255753442.pdf」というPDFファイルが添付されている。PDFファイルを開こうとすると、「リーダがサポートされない」というメッセージとともに攻撃者が仕掛けたページにリダイレクトする。その後、PDFファイルを開いているように見せかけながら、さらに正規のBooking.comのメインページにリダイレクトする。一見正常に見えるが、この間に悪意のJavaスクリプトファイルがダウンロードされており、マルウェアをダウンロードしてしまうという仕掛けだ。
2つの悪質なJavaスクリプトファイルをダウンロードしながら、最終的に正規のサイトにたどり着くため、マルウェアのダウンロードに気づきにくいのだ。
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