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日中韓を襲う少子化と同質化のダブルパンチ 中国企業の「質」の向上が与えるインパクト

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3カ国 (日中韓)国家間の政治対立イメージ
(写真:barks/PIXTA)

4年半ぶりの日中韓首脳会議が5月27日にソウルで開催された。人の交流や気候変動対策など6分野で協力策が話し合われたほか、3カ国によるFTA(自由貿易協定)交渉の加速でも一致した。日中韓の企業はお互いにサプライチェーンで緊密に結ばれたパートナーだが、熾烈に競争するライバルでもある。

日中韓に共通する悩みは、人口動態が経済の先行きを暗くしていることだ。日本は2011年、韓国は21年、中国は22年から総人口が減少を始めた。とくに目を引くのが中国の少子化の猛烈なスピードだ。23年の出生数は902万人で、「一人っ子政策」を転換した16年の半分まで減った。この難局への対応は、日中韓の企業の争いをますます激化させる。

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