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この連載を読んで、私が迷いなく会社を斬りまくっていると思う人もいると思う。
だが、私にも迷いはある。そんな時、原点に戻って考えることにしている。
「会社は個人のためにあるべきだ」と。
なぜなら、少なからぬ企業が、「個人は会社のために尽くせ」と言っているからだ(少なくともそういう企業行動をしている)。
主客が逆ではないの?
うむ。社長は怒るだろう。だが、社員まで戸惑うケースがある。
「自分のために会社があるって、おかしいのでは」と。
いやいや、組織って、個人の思いを可能な限り発揮させた方が、全体のパフォーマンスが高まるはずでしょ。だって、人生の半分を占める仕事時間は有意義に過ごすべきだし。会社人間をやっていたら、死に際に後悔すんじゃね?
なぜ、こんな前振りをするのか。それは、人の指示のまま動くことの危険性を、ある人の一生から思い知らされたからである。
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