新入社員が職場にやってくる時期が来た。みなさんの会社はどうだろうか。
「いや、今の若い子は何考えてるか分かんないし、難しいわ」
そうこぼす経営者や幹部、中堅社員が少なくない。
いつの時代も同じだろう。
そこへもってきて、昨今はちょっとした指導でも「パワハラ」と言われかねない。もちろん、コンプラ強化で改善されたことは多い。
だが、副作用もある。
若手社員が消極派と積極派に二極化している。学生時代から自主性を重んじられ、厳しい指導が消えていったことが背景にある。
で、企業に「今どきの新人」の話を聞くと驚愕の話が続出する。
まずは「超草食」とも言える消極派。自分から動き出す気配はなく、黙って机に座っている。
昭和な職場なら、「こら!」とイスを蹴り上げられ、外回りに駆り出されていた。
私が記者になった時もそうだった。新人記者が神田の古本屋街で一斉に飛び込み取材をさせられた。ちなみに、営業系社員は、「名刺100枚ゲットしてこい」と言われ、街角に立って、通りがかる人に名刺交換を頼み込んでいた。
今はそんな手荒なOJTはできない(つうか、ジョブになってないし)。
それどころか、やんわりと動いてもらおうとしても、思わぬ反応が返ってくる。
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