有料会員限定

「自信満々の新人」を会社は尊重するべき理由 ベテランでは考えつかない「大当たり」も

✎ 1〜 ✎ 47 ✎ 48 ✎ 49 ✎ 最新
拡大
縮小
場外ホームランを打つ新入社員のイメージイラスト
(イラスト:北沢夕芸)
【情報提供をお願いします】東洋経済ではあなたの周りの「ヤバい会社」「ヤバい仕事」の情報を募っています。ご協力いただける方はこちらへ。

新入社員が職場にやってくる時期が来た。みなさんの会社はどうだろうか。

「いや、今の若い子は何考えてるか分かんないし、難しいわ」

そうこぼす経営者や幹部、中堅社員が少なくない。

いつの時代も同じだろう。

そこへもってきて、昨今はちょっとした指導でも「パワハラ」と言われかねない。もちろん、コンプラ強化で改善されたことは多い。

だが、副作用もある。

若手社員が消極派と積極派に二極化している。学生時代から自主性を重んじられ、厳しい指導が消えていったことが背景にある。

で、企業に「今どきの新人」の話を聞くと驚愕の話が続出する。

まずは「超草食」とも言える消極派。自分から動き出す気配はなく、黙って机に座っている。

昭和な職場なら、「こら!」とイスを蹴り上げられ、外回りに駆り出されていた。

私が記者になった時もそうだった。新人記者が神田の古本屋街で一斉に飛び込み取材をさせられた。ちなみに、営業系社員は、「名刺100枚ゲットしてこい」と言われ、街角に立って、通りがかる人に名刺交換を頼み込んでいた。

今はそんな手荒なOJTはできない(つうか、ジョブになってないし)。

それどころか、やんわりと動いてもらおうとしても、思わぬ反応が返ってくる。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内