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大企業が「パーティー券」購入をやめられない訳 政治資金パーティーは、大企業のためにある

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大企業とパーティ券のイメージイラスト
(イラスト:北沢夕芸)
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政治資金パーティーに参加したことがある。

場所は、ホテルニューオータニ東京の大宴会場。到着するとクロークは長蛇の列が出来ていて、廊下に人があふれかえっていた。

ようやく会場に足を踏み入れると、そこにもスーツ姿の人がぎっしりと詰まっている。会場の中を移動することも容易ではない。

政治家の挨拶もあるが、正直なところ、勉強になるような話が聞けるわけでもない。

つうか、話している人すら見えないんすけど。こんな中で、誰か目当ての人がいたとしても、探し出して話すことは容易でない。

利益率9割の金集めパーティー

ちなみに、チケット代は2万円である。

多くの参加者は「食事でもするか」と思うだろう。だが、食事が置いてあるテーブルにたどり着くことすら難しい。

人をかき分けて進んでも、食事の周囲は、若手社員やおばちゃんで占拠されている。

その食事も、通常の宴会場で見るものと比べて、質も量も劣って見えるのは気のせいか。

そもそも、政治資金パーティーの食事がしょぼいことは有名だ。

かつては「ポテトチップ2枚で2万円」と揶揄(やゆ)された。

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