お墓の相場や「引っ越し」手続きなど基礎的な知識を徹底解説する。
急増する墓じまいから樹木葬、海洋散骨に至るまで、葬送をめぐる価値観の急速な変化とその実情を探った。『週刊東洋経済』4月13日号の第1特集は「無縁時代の『お墓』新常識」だ。
Q 墓地にはどのような種類と特徴があるのでしょうか?
A 下図にあるとおり、墓地には大きく公立霊園、民間霊園、寺院墓地の3つの種類があります。
国の「墓地経営・管理の指針等」によれば、墓地には永続性や非営利性が求められることから、開設・運営を行う経営主体には、原則として市町村などの自治体がなるべきであるとしています。
自治体以外では、宗教法人や公益法人などに経営主体を限定しています。墓地だけでなく、納骨堂についても同様です。
都市部では人気の公立霊園
公立の霊園や納骨堂は、経営の永続性に対する安心感があるほか、宗派など宗教的な制約がないのが大きな特徴です。
民間の霊園に比べて、お墓の管理料などの費用が割安なケースが多く、都市部では依然として人気が高くなっています。
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